スズキの鈴木修会長兼社長は2月26日都内で開いた新型軽乗用車『スペーシア』発表会で一部報道陣に対し、激化する軽市場について「危機感があるから良い商品が生まれる。飽くなき探求心、これが必要」との考えを示した。
鈴木社長は「人間はいつまでも努力、努力、研究、研究ということ。限りない人間の知恵と探究心で効果が出てくる。その結果として、それぞれ使い道によって『アルト』はどちらかというと荷物を持たないでお出かけなさる方中心。『ワゴンR』は男性のビジネスマン。スペーシアはヤングミセス。それぞれ3つの種類を選択できるということがお客様にとって良いのではないか。ようやくここまで来たから、やれやれではなくて、もっともっとやれるはずだと考えて頑張っている」と述べた。
さらに「今まで軽で飯を喰ってきましたから、経験を生かして、あくまでもチャレンジするという気持ちをもってやらないといけないと思う。そうすればおのずと道は開ける」と強調した。