トヨタ自動車系の情報通信会社であるトヨタデジタルクルーズは、トヨタグループおよび関連企業を中心に、管理・認証・監視システムをクラウドで提供する無線LANサービス「D.e-Net Wi-Fi」を4月から提供開始する。
近年、場所やデバイスにとらわれないワークスタイル変化へのニーズが高まる一方で、コスト削減、セキュリティ強化、運用負荷軽減などの観点で、企業規模にかかわらず、高セキュリティ、低コストの無線LAN基盤が求められている。
トヨタデジタルクルーズは、従来よりネットワークサービス“D.e-Net”シリーズを提供しており、今回、アルバネットワークス社製品を採用した、無線LANサービスを追加することで、ネットワークの更なるサービス向上を目指す。
「D.e-Net Wi-Fi」は、自社で個別に構築する手間をかけることなく、高品質な企業向け無線LANを「使い易く・スピーディかつ安全・安心、低コスト」に利用できるサービス。無線LAN利用に必要なアクセスポイント、管理・認証・監視システム、運用・サポートまでをパッケージ化し、月額料金で提供する。また、アクセスポイントをレンタル提供、システムをクラウド経由で一元的に提供することにより、手間がかからず、中核業務に専念できる。
従来、有線LANを使用していた場合は、設備の新規投資、フロアーレイアウト変更に伴うケーブル工事費が不要になるほか、社内ネットワークにどこからでも接続できることにより、業務効率化が可能。一方、既に無線LANを自社構築している場合は、設備の追加導入は不要、運用負荷の低減を図ることができるという。