ドイツ航空宇宙センターが東京に代表事務所を開設、JAXAなどとの連携強化

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ドイツ航空宇宙センター(DLR)は、東京に代表事務所を開設したと発表した。

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日本、中国・韓国・インドネシアなどの東アジア諸国との研究・技術協力をDLRの全活動領域で確立・維持・発展させるのが目的。

代表事務所は、日本をはじめ東アジア地域で行政・学術・産業機関を対象に活動する。現地の共同プロジェクト進行の業務を担い、東アジアの政治や科学技術の情勢も分析する。

DLRは、日本と約40の共同研究プロジェクトを進めており、DLRにとって日本は米国と並ぶ重要なパートナーとなっている。東京に代表事務所を構えることで、日本と戦略的パートナーシップを構築し、東アジア地域での協力関係を強化する。

DLRは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と25の協定を結んでおり、共同研究を進めている。その中には、JAXA の小惑星探査機「はやぶさ2」のミッションも含まれている。DLRが開発している小型ランダーMASCOTは、2014年に打ち上げ予定の「はやぶさ2」に搭載され、小惑星「1999 JU3」の表面探査が行われる予定。

東京代表事務所を開設することで、今後、宇宙条件下での研究や災害管理、液化天然ガス(LNG)エンジン、光衛星間通信などの共同プロジェクトを継続・拡大していく計画だ。

東京でのDLR代表事務所は、在日ドイツ商工会議所内に、ドイツ科学・イノベーションフォーラム東京(DWIH東京)と隣接して設置される。東京はブリュッセル、パリ、ワシントンの3カ所に続く外国拠点となる。

《レスポンス編集部》

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