【ポルシェ 911 カレラカブリオレ試乗】凛とした緊張感とときめき…島崎七生人

試乗記 輸入車
【ポルシェ 911 カレラカブリオレ試乗】凛とした緊張感とときめき…島崎七生人
【ポルシェ 911 カレラカブリオレ試乗】凛とした緊張感とときめき…島崎七生人 全 4 枚 拡大写真

991型最新『ポルシェ911』で興味深いのは、先代997型に対し、ホイールベースが100mm伸ばされる(トレッドはフロントが45mm拡大、リヤは15mm小さくなった)などし、文字通りフルチェンジが実施された点。

【画像全4枚】

けれど実際に試乗してみると、その変貌ぶりは想像を超えていた。とくに乗り味、走りっぷりは、過去最高の快適性に思えた997さえ大きく凌ぐ。試乗車はカブリオレだったが、まるでサルーンのようなピッチングの小ささに驚かされる。オプションのPASM(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム)を装着し、コーナリング中のロールがごく自然に抑えられているのは当然。だが、何しろ目線が揺さぶられない「これが911!?」と思わせられる振るまいだ。

無論カブリオレながら、ボディの剛性感はかなり高く、オープン走行時にボディのどこかがウズウズする気配は皆無。ボディは幾分かサイズアップしたが車重は50kg軽量化しており、挙動が大らかになった印象が僅かだけあるが、あくまでしなやかな身のこなしだ。

搭載エンジンは3.4リットルの水平対向6気筒(350PS/390Nm)で、試乗車は7速PDKの組み合わせ。繊細さと力強さが共存した独特のパワーフィールは相変わらずだ。カブリオレでも100km/hは7速でおよそ1600rpmほど、流すようにクルマを走らせる。

コンバーチブルトップを“閉じた”状態で、クーペと変わらないシルエットになったのも新型カブリオレの特徴だ。インテリアは、センタコンソールまわりの直線的かつ理路整然としたデザインなど997のほうがよかった気がするが、911らしい凛とした緊張感とときめきを味わわせてくれるコクピットであることは変わらない。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-60』大規模刷新へ、内外装からエンジンまで…ラージ商品群4車種をテコ入れ
  2. 新型トヨタ『セリカ』、2.0ターボ+4WDで復活か…全貌に近づく
  3. 国産初「1.8ツインカムターボ」搭載、7代目トヨタ『コロナ』の実力【懐かしのカーカタログ】
  4. 三菱『パジェロ』3階層のシリーズ展開へ…軽も登場、壮大なシリーズ化が始まる
  5. 【スズキ ジムニーノマド 新型試乗】ノマドに乗るならやっぱり「ATがオススメ」な理由…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. EV・欧州減速=日本が正しかった、では見えてこない欧州市場と中国の戦略[インタビュー]
  3. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る