スールー王国軍とサバ州治安部隊が銃撃戦 双方に死傷者、ナジブ首相が即時退去要求
エマージング・マーケット
東南アジア

武装グループはカンポン・タンドゥオ郊外でマレーシア治安当局の監視下に置かれていたが、英字紙「ザ・スター」によると、正午ごろに銃声が散発的に聞こえはじめた。少なくとも武装グループのメンバー2人が死亡、マレーシア人治安部隊の隊員2人が死亡し、2人が負傷して病院に収容された。
武装グループのリーダーでスルタン末裔を名乗るラジャ・ムダ・アジムディー・キラム氏は、マレーシア警察が先に突入し銃撃を開始したと主張している。
武装グループは国際的に承認されていないスールー王国軍の兵士だと名乗っており、王国の承認などを要求するために上陸したと主張していた。現在サバ州となっている王国の領土返還を求めているとされる。
フィリピンとの外交問題も絡むためできるだけ穏便に済ませたいマレーシア側は武装グループを拘束しないまま即時退去を求めていたが、武装グループ側は要求が入れられないことを理由に居座り続けていた。フィリピンのアキノ大統領も武装グループに帰国を勧告、マレーシアのヒシャムディン・フセイン内務相は最後通牒を言い渡していた。
《伊藤 祐介》
【注目の記事】[PR]
ピックアップ
アクセスランキング
- トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
- 生まれ変わった三菱『エクリプス クロス』にSNSでの反応は!? ルノーOEMのEVに「日本はどうなる?」
- 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
- 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
- ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
- メルセデスベンツ、EVで双方向充電を2026年から開始…新型『GLC』が第1弾
- 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
- 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
- V4エンジン搭載の新型ヤマハ『YZR-M1』登場に、SNSでは「ビリビリくるぜ!」「男の子はこういうの好きだよねー」など反響
- 【ヤマハ YZF-R25 試乗】街では優しく、峠では刺激的。熟成された250ccスポーツの「二面性」…伊丹孝裕