【スマートエネルギーWeek13】燃料電池車の試乗会は大人気

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
日産FCV、全日空(ANA)系列のタクシー会社がパイロット送迎用として用いているもの。
日産FCV、全日空(ANA)系列のタクシー会社がパイロット送迎用として用いているもの。 全 8 枚 拡大写真

「スマートエネルギーWeek 2013」で人気を博していたのは燃料電池車の試乗会だ。車両価格が高額な燃料電池車に同乗するだけではなく、実際に運転できる枠も少ないながら用意されていたこともあり、受付開始直前には行列が形成されることもあった。

記者は出遅れたこともあり、同乗での試乗となり、日産『エクストレイル』をベースとしたFCVへ割り当てられた。この日産FCVを含め、ホンダ『FCXクラリティ』、トヨタ『FCHV』は全日空(ANA)のグループ企業であるイースタンエアポートモータースが運用しており、同社の運転手が運転していた。

運転手によると、2011年の運用開始時はANAのファーストクラスやビジネスクラスを利用した乗客に対する送迎サービス用として使われていたが、一般的な高級乗用車と比べた場合にはベース車の乗り心地が劣っていたこともあり、徐々に使われなくなったようだ。現在はパイロットの送迎用として、主に羽田地区で使用されている。

現状では極めてレアな燃料電池車だが、日常的に利用していると高揚感も薄れてくることや、日産FCVは巨大な水素タンクを後部座席下にセットした関係でアイポイントが高く、頭上の余裕も無いことからクルマを見た瞬間に落胆するパイロットもいるという。

しかし、試乗会に集った人にとっては貴重な体験であるため、運転手も「久々に喜んでもらえたのでうれしいです」と感想を漏らしていた。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る