【スマートエネルギーWeek13】北米の森林で大活躍するバイオトイレ

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加サンコール・インダストリーズ社のバイオトイレ「エンバイロレット」。後ろにある装置で排泄物を分解して堆肥にする(「スマートエネルギーWeek2013」)
加サンコール・インダストリーズ社のバイオトイレ「エンバイロレット」。後ろにある装置で排泄物を分解して堆肥にする(「スマートエネルギーWeek2013」) 全 2 枚 拡大写真

「スマートエネルギーWeek2013」(2月27日~3月1日)でコンポストトイレ(バイオトイレ)を出展したのがカナダのサンコール・インダストリーズ社だ。なんでも北米の森林地帯で大活躍しているそうだ。

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「エンバイロレット」と名付けられたそのトイレの特徴は、なんといっても水をほとんど必要としないこと。たった0.2リットルの洗浄水でことが足りるという。あとは排泄物を特殊な装置を使って分解、堆肥にしてしまうのだ。もちろん全く臭いもしない。

完全に水をしないものもあるそうで、「北米を中心に年間3000台売れています。特に森林地帯に設置されるケースが多いです。設置するのも簡単で、ほとんど置くだけといった感じですからね」と同社関係者は話す。変わった設置ケースとしては、刑務所の見張り台に置かれ、看守は用を足しながら見張り続けたそうだ。

価格は約70万円で、日本でもこれから本格的に売り込んでいく計画だ。「東日本大震災でもみなさんトイレに非常に困りましたからね。このトイレなら断水しても大丈夫だし、嫌な臭いもしないので、最適な商品ではないかと思っています」と同社関係者は話していた。

《山田清志》

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