【スマートエネルギーWeek13】韓国ネクスコン、蓄電池で対日攻勢を

自動車 ビジネス 企業動向
韓国ネクスコン・テクノロジーの蓄電池(「スマートエネルギーWeek2013」)
韓国ネクスコン・テクノロジーの蓄電池(「スマートエネルギーWeek2013」) 全 2 枚 拡大写真

韓国のネクスコン・テクノロジーは「スマートエネルギーWeek2013」(2月27日~3月1日)に、同社自慢のポータブルリチウムイオン蓄電池を出展。これから日本で攻勢をかけるという。

この最大の特徴は、蓄電容量が2.2kWもあるのに重量が25kgと軽いこと。同程度の容量で比較した場合、競合製品は2~4倍以上の重さだという。パソコンなどに使うエネルギー密度の高いリチウムイオン電池を内蔵して小型化したほか、回路設計なども工夫。デザイン性も高め、持ち運びやすいようにした。

もちろん、価格のほうも競合製品より安い。50~60万円と競合商品よりも3割~5割も安い。「昨年8月から伊藤忠商事と組んで日本で販売を開始しましたが、これまでに100台ほど売れました。なんとか最低年間2000台売れるように頑張っていきたい」と同社関係者は語り、日本での販売に力を入れていく方針だ。米国でもこれから販売を開始する予定で、現在サンプル展開をしているという。

薄型テレビで韓国企業が世界市場を席巻したように、蓄電池でも同じようなことを目論んでいるのかもしれない。日本企業もうかうかしていられないといった感じだ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る