【スマートエネルギーWeek13】V2Hシステムを兼ね備えた蓄電池、6月に発売

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住友商事が販売するリチウムイオン蓄電池+V2Hシステム「アイデンコン」(「スマートエネルギー2013」)
住友商事が販売するリチウムイオン蓄電池+V2Hシステム「アイデンコン」(「スマートエネルギー2013」) 全 1 枚 拡大写真

住友商事は10kWh超のリチウムイオン蓄電池「アイデンコン」を出展した。それは、V2H(Vechile to Home)システムを兼ね備えたもので、EV(電気自動車)の充電器としても使え、またEVから電力の供給を受けることができる。

「これは住友商事、古河電工、日産自動車、そして私どもアイケイエス(本社・京都市中京区)が一緒になって開発したもので、アイケイエスが製造を担当しています。今年6月から発売する予定なんですが、すでに多くの自治体から問い合わせがきています」とのことだ。

リチウムイオン電池は仏サフト社製のものが使われており、エネルギー密度、サイクル性能、エネルギー効率、機械的強度、安全性、モジュールコンセプトによる拡張性の面で特に優れているそうだ。本国フランスでは航空機、鉄道車両、通信基地局のなどのバッテリーとして使われている。実は同社の電池の国内販売を住商が手がけており、その拡販を狙ってこの蓄電池を開発した経緯もあるようだ。

「現在は日産『リーフ』としか電力のやりとりはできませんが、ゆくゆくは他のEVともできるように使用と考えており、三菱自動車の『アイミーブ』での実験をするところです」とアイケイエスの関係者。価格は800万円ぐらいを予定しているそうだ。

いずれにしても、今回の「スマートエネルギーWeek2013」にはさまざまな蓄電池が出展されていて、文字通り群雄割拠の時代に入ったと言える。

《山田清志》

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