【新聞ウォッチ】小売・流通業は今春闘のリード役? セブン&アイもベア実施

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年3月5日付

●北米シェールガス輸入、カナダ産19年にも日本向け初の認可(読売・1面)

●セブン&アイ ベア実施、グループ54社、5万3500人対象(読売・5面)

●トヨタ超小型EV初公開(読売・10面)

●黒田日銀総裁民主同意へ、参院もメド、就任確実(朝日・1面)

●EV,17年後はわずか307万台、昨年の1373万台予想から大幅修正(産経・10面)

●中国販売の改善続く、1~2月、ホンダ4.1%減まで戻す、日産は14%、マツダ19%(日経・14面)

●ブリヂストン伊工場閉鎖へ(日経・15面)

ひとくちコメント

小売り大手のセブン&アイ・ホールディングスが、イトーヨーカ堂、そごう・西武などグループの主要54社の正社員約5万3500人を対象に、賃金の引き上げを今春に実施するという。

イトーヨーカ堂など4社の労使交渉で、会社側が労働組合側の要求に対し、満額回答したもので、4日の日経夕刊に続いて、きょうの各紙も取り上げている。

それによると、 4年ぶりにベア実施となるイトーヨーカ堂の場合では組合員平均(41歳)の給与を昨年より1.5%増となる5229円引き上げる。内訳は定期昇給が4322円、ベースアップ(ベア)が907円。子育て中の社員には「子女手当」を増額支給し、子供がいる35歳の社員の給与は計2%上がるという。

小売り・流通業では、すでにコンビニ大手のローソンが20代後半から40代の正社員の年収を賞与で3%引き上げるほか、自動車業界でもトヨタ自動車が一時金の要求額を昨年実績よりも27万円引き上げる方針だ。

日経は「安倍晋三首相が業績好調な企業に求めている賃上げに応じる動きが産業界に広がりそうだ」と伝えているが、メディアに取り上げられている好調企業は一握りである。

東京郊外の街を歩けば「閉店のお知らせ」が張られた古ぼけたシャッターが目に付く。そんな殺風景な街並みが元気を取り戻すまでには、まだまだ時間がかかりそうだ。

《福田俊之》

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