観光庁は5日、2012年度ビジット・ジャパン事業の一環として、「盆栽」をテーマとした訪日プロモーションを実施すると発表した。
同庁は、海外進出日本企業と連携して、日本製品やサービスを嗜好する外国人を対象とした訪日旅行促進に取り組んでおり、今回盆栽輸出事業者である横浜植木との連携により、欧州の盆栽愛好家協会や盆栽ショップを通じて、盆栽関連の日本の観光地や観光資源を紹介して欧州盆栽ファンの訪日意欲を喚起する。
「BONSAI」と日本語読みのまま浸透する盆栽は、とくに欧州で数々の愛好家クラブが形成され、フラワーショップやインテリアショップでも手軽なアートとして販売されている。
プロモーションでは、カリスマ日本人盆栽作家による訪日メッセージや盆栽園、盆栽美術館、盆栽工具店などの具体的な盆栽観光地情報を掲載した盆栽訪日旅行パンフレットを1万5千部製作するほか、訪日ツアールートの提案、ウェブサイトによる関連情報の発信などを行う。