岳南鉄道、鉄道事業を「岳南電車」に承継
鉄道
企業動向

岳南鉄道は1949年から1953年にかけて、現在の吉原~岳南江尾間9.2kmを結ぶ鉄道路線を開業。沿線は製紙工場が多く、紙製品の貨物輸送が岳南鉄道の主要な収入源となっていた。
しかし、マイカーやトラックへのシフトにより、輸送量は旅客、貨物ともに減少。2012年3月には貨物列車の運行が終了し、路線存続の危機に立たされている。このため富士市は2012年8月、岳南鉄道に対する公的支援を2014年度まで実施することを表明している。
運営の引き継ぎに伴う運行時刻や運賃の変更は行わない。定期券や回数券なども、そのまま利用できる。
《草町義和》