トヨタ豊田社長、ビジネスユニット「ひとりが全部把握していくことは健全ではない」

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ自動車・豊田章男社長
トヨタ自動車・豊田章男社長 全 4 枚 拡大写真

トヨタ自動車は3月6日、自動車事業をブランドや地域ごとに4つのビジネスユニットに再編成する組織変更を発表した。このうちトヨタブランドは日米欧の先進国が第1トヨタに、中国を始めとする新興国は第2トヨタに分け、製品企画から生産、販売まで一貫して担う体制になる。

豊田章男社長は同日、都内で会見し「トヨタは過去の歴史を振り返ると(年販)600万台くらいまでの時は、台数を伸ばしていけば本当に色んなものがリニアで成長していくという構図だったが、それを超えていく時に、ひとりの人間が全部把握していくことは大変健全ではない」と振り返った。

その上で「トヨタのマネージメントというのは現地現物で、より現場に近い、お客に近い、商品に近い、そういう所で判断すべきだという考えのもと、こういうビジネスユニットにわけた。副社長が事業責任者として事業の収益責任を負う体制とした」と説明した。

さらに「レクサスが50万台、第1トヨタが400万台、そして第2トヨタが300万台くらいの規模になる。そういう意味ではかつての600万台にはまだ色々伸びシロがあるので、情熱とやる気によって今後さらなる成長ができる枠組みにした」と述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
  2. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  3. 【エクストレイル AUTECH SPORTS SPEC試乗】エクストレイル史上最高の乗り心地に感動…加茂新
  4. 『フォードGT』生産終了へ、最後のモデルは67台限定のサーキット専用車
  5. フォークリフトや特殊車両向けドリンクホルダー、サンワサプライが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る