ジュネーブモーターショー13に出展されたSRT『バイパー』。スタイリッシュな車両が多く出展される中で、アメリカン気質を保ちつつ、スマートさも付加したバイパーに注目が集まった。
エンジンは、従来型を踏襲した8.4リットルという大排気量のV型10気筒プッシュロッドユニット。しかし、ピストンやインテークマニホールド、エグゾーストバルブなどに、大幅な改良を受けており、最大出力は640hp/6150rpm・最大トルク 83kgm/4950rpmというOHVらしからぬ高回転型だ。車重は1500kgと、排気量に比してボディは軽い。
トランスミッションはコンベンショナルな6MT、トラクションでは若干不利なFRながらパフォーマンスは欧州のミドシップスーパースポーツに匹敵する。SRTバイパーは0‐96km/h加速を3秒以下で駆け抜け、最高速は331km/hに到達。0‐400m加速は11秒台半ば。米国でのベース価格は、9万7395ドル(約885万円)だ。