JOGMEC、メタンハイドレート層からメタンガスの産出を初確認

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メタンハイドレート海洋産出試験画像
メタンハイドレート海洋産出試験画像 全 3 枚 拡大写真

渥美半島~志摩半島沖で、第1回メタンハイドレート海洋産出試験の準備作業を進めてきた、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC、東京都港区)は、12日、減圧法によるガス生産実験を開始し、メタンハイドレート層からの分解ガスとみられるメタンガスの産出を確認した。

第1回海洋産出試験は、調査段階の実験作業で、商業生産ではないが、成功すれば減圧法による海底面下のメタンハイドレートの生産状況や周辺環境への影響の把握など、将来のメタンハイドレートの実用化に向けた貴重なデータが得られる。

今回のメタンガスの産出確認は、メタンハイドレートの資源開発研究にとって大きな前進となることが期待される。試験の成果を活用して、今後予定されている第2回海洋産出試験の計画や、将来の商業生産に向けた技術基盤の整備(フェーズ3:2016~2018年度予定)を進めていく。

JOGMECのホームページからは、12日に撮影されたメタンハイドレート海洋産出試験画像をはじめ、フレア(燃焼)の動画(約1分)などがダウンロードできる。

メタンハイドレートは、天然ガス資源の一種。メタンガスと水が低温・高圧の状態で結晶化した氷状の物質で、日本周辺の海域に相当量の賦存が見込まれている。地中に固体で存在するメタンハイドレートは、井戸を掘っても自噴しないため、新たな生産技術の開発が必要で、政府などは、メタンハイドレートを将来のエネルギー資源として利用可能にすることを目的として、世界に先駆けて商業的産出のための技術開発を進めている。

《レスポンス編集部》

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