【ジュネーブモーターショー13】スパイカー、航空機をオマージュしたスポーツカーを発表… B6ヴェナトール

自動車 ニューモデル モーターショー
スパイカー B6ヴェナトール(ジュネーブモーターショー13)
スパイカー B6ヴェナトール(ジュネーブモーターショー13) 全 8 枚 拡大写真
オランダのスポーツカーブランド、スパイカーはジュネーブモーターショー13でコンセプトカー『B6ヴェナトール』を発表した。航空機の要素を取り入れたデザインを特徴とする、ミッドシップエンジン、2シーターのスポーツカーで、2014年初頭より市場に投入される。

車名の「ヴェナトール」はラテン語で「ハンター」を意味する。攻撃的なイメージを表現すると同時に、かつて航空機製造をおこなっていた旧スパイカー社が20世紀初頭に生み出した戦闘機「ハンター」へのオマージュでもある。

B6ヴェナトールは、2009年のジュネーブモーターショーで初公開されたスポーツカー『C8エルロン』とイメージを共通としながらも、より高性能、高品質化を図ると同時に、日常で使用できる手頃な価格のスポーツカーを目指し開発された。

エクステリアではボンネットのエッジが効いたV字のエアアウトレットが特徴。航空機をイメージしたというキャノピーは空力的にもメリットがあるという。また、リアのブレーキランプは、ジェット戦闘機のバーナーのデザインを取り入れ、赤く光るLEDはバーナーの虹彩をイメージした。

インテリアはオランダの高級皮革メーカー、ハルスホフによって特殊ななめし技術を用い、豊かな色彩を生み出したとしている。濃淡のあるベージュレザーに、シルバーの華飾を組み合わせ高級感を醸し出す。また、イグニッションスイッチの赤いカバーも航空機のレバーをイメージした。

380ps以上を発揮するV6エンジンをミッドシップに搭載、6速ATを組み合わせ、後輪を駆動する。ボディは全てカーボンファイバーで、シャシーはアルミニウムと、徹底した軽量化をおこなった。重量は1400kg。明らかにされているボディサイズは全長4347mm、ホイールベースが2500mm。

B6ヴェナトールは2014年初頭にヨーロッパ、中東、アジア、インドに投入。2014年秋には米国での販売も開始される予定。価格は12万5000ユーロ~15万ユーロ(約1562万円~1874万円)となる。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  4. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る