【ジュネーブモターショー13】プジョー 2008 に圧縮空気のハイブリッド エア…2016年に市販へ

自動車 ニューモデル モーターショー
プジョー 2008 ハイブリッド エア(ジュネーブモーターショー13)
プジョー 2008 ハイブリッド エア(ジュネーブモーターショー13) 全 5 枚 拡大写真

フランスの自動車大手、プジョーは3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13において、『2008ハイブリッド エア』を初公開した。

2008ハイブリッド エアは、欧州Bセグメントサイズの小型クロスオーバー、『2008』をベースに、PSAプジョーシトロエンとボッシュが共同開発した新世代ハイブリッド技術、「ハイブリッド エア」を採用。その名の通り、空気(圧縮空気)を使ったハイブリッドシステムという点が特徴である。

ハイブリッド エアのシステムは、1.2リットル直列3気筒ガソリンエンジン、ギアボックス、モーター、圧縮空気タンクなどで構成。従来のハイブリッドは、二次電池としてニッケル水素バッテリーやリチウムイオンバッテリーを使用してきた。PSAプジョーシトロエンによると、ハイブリッド エアでは二次電池を使わず、圧縮空気がバッテリーの役割を果たすという。

走行モードは3種類。ガソリンエンジンで駆動する「ガソリンモード」、ガソリンエンジンとモーターで駆動する「複合モード」、モーターだけで駆動する「ゼロエミッション車モード」の3種類の走行モードを備える。圧縮空気によって、モーターを駆動しようというアイデアだ。

環境性能に優れるのも、ハイブリッド エアの特徴。プジョーによると、開発テスト段階での欧州複合モード燃費は34.5km/リットル、CO2排出量は69g/kmと、優れた数値を示したという。

同じくPSAのシトロエンも、ジュネーブモーターショー13で、ハイブリッド エアを採用した『C3ハイブリッド エア』のプロトタイプを発表。PSAプジョーシトロエンは、ハイブリッド エア搭載車を2016年に市販する計画だ。ジュネーブモーターショー13では、プジョーは2008ハイブリッド エアのカットモデルを披露している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る