住友ゴム、スパコン「京」を活用したタイヤ材料内部の大規模分子シミュレーションを開始

自動車 ビジネス 企業動向
スーパーコンピュータ「京」
スーパーコンピュータ「京」 全 2 枚 拡大写真

住友ゴム工業は、スーパーコンピュータ「京」を活用し、タイヤ用ゴム内部を大スケールで分子・ナノレベルで忠実に再現し解析する大規模分子シミュレーションを3月より開始した。

同社では、2011年末に発表した高性能・高品質タイヤの新材料開発技術「4D ナノ デザイン」により、タイヤ用ゴム材料の開発を推進。加えて、素材開発のスピードアップを図るため、2012年9月より、スーパーコンピュータ「京」で実行する大規模分子シミュレーション用プログラムの開発と応用を進めてきた。その結果、これまでに比べ数100倍規模の計算が可能となり、ゴム材料内部を忠実に再現しシミュレーションすることが技術的に可能となった。

同社では今後、大規模分子シミュレーションによって得られる成果を活用し、高性能・高品質タイヤの新材料開発技術をさらに進化させ、「アドバンスド 4D ナノ デザイン」として2015年中に確立、2016年以降の新商品に採用していく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  3. 「アルパインスタイル仙台R4」がグランドオープン、待望の仙台エリアへ出店
  4. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  5. マセラティの最新スーパーカー『MCPURA』、北米デビュー
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る