ヤマハ柳社長、顧客層拡大と中国需要取り込みで100万台達成へ…SPV事業

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ヤマハ発動機 電動アシスト自転車2013年モデル説明会
ヤマハ発動機 電動アシスト自転車2013年モデル説明会 全 6 枚 拡大写真
ヤマハ発動機の柳弘之社長は3月14日都内で会見し、電動アシスト自転車を始めとするスマートパワービークル(SPV)事業を今後3年間で3倍以上の100万台に拡大する計画について日欧での顧客層拡大と中国での電動自転車需要の取り込みで達成するとの考えを示した。

柳社長は「スマートパワービークルには、あらゆる市場、あらゆる付加価値、あらゆる可能性があると考えている。2015年に100万台にする」とした上で、「国内、欧州の電動アシスト自転車の顧客ターゲットを広げることが成長のひとつの車輪になる」と述べた。

その具体策として「国内で特に若者を対象とした製品投入で顧客を広げていく。欧州に関しては「ドイツのヴィノラ社、デンマークのサイクルビジョン社と業務提携」し、電動アシスト自転車用システムキットの供給を開始することを明らかにした。

さらに「中国の電動自転車は2500万~3000万台規模の市場になっており、今年は非常に意欲的な商品投入をやって、そこをきちんと獲りにいく。こうしたことで100万台というターゲットを設定した」と語った。

ヤマハによると2012年のスマートパワービークルの販売実績は29万台で、このうち電動アシスト自転車が18万台、中国向け電動自転車が11万台だった。2013年に関して柳社長は「約40万台」としたが、内訳は示さなかった。一方、2015年の販売目標100万台の中身は電動アシスト自転車35万台、電動自転車65万台となっている。

《小松哲也》

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