丸い鼻の国鉄型新幹線、3月15日の東京~新潟間でラストラン
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200系新幹線は、旧国鉄が東北・上越新幹線向けとして開発した車両。東海道・山陽新幹線で運用していた0系よりも角度のついた前面デザインと、軌道に積もった雪を排除する大型スカートの存在が印象的だった。1982年、東北の田園地帯をイメージした緑色の帯をまとってデビュー。子供からは「緑の新幹線」として親しまれた。
後期型は東海道・山陽新幹線の100系新幹線のようなシャークマウスとなったが、こちらはオリジナルタイプよりも一足早く廃車に。前期型は大幅なリニューアル工事を受け、JR発足後に配備された新型車両に混じって活躍してきた。
15日の最終運用は新潟駅を17時44分に出発する「とき342号」と、折り返しで東京駅を20時12分に出発する「とき347号」で、JR東日本だけではなく、日本の新幹線から国鉄型車両がこれで完全に消滅。16日からはさらにスピードアップが図られる。
《石田真一》