アウディのモータースポーツ部門は3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13において、『RS5 DTM』を初公開した。
アウディは2012年シーズンのDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に、『A5 DTM』を投入。アウディは2011年シーズンまで、4ドアセダンの『A4』でDTMに参戦し、2004年以来、4度のタイトルを獲得してきた。2012年シーズンからのレギュレーション変更に合わせて、マシンを2ドアの『A5クーペ』ベースに切り替えている。
アウディは今回、ジュネーブモーターショー13において、A5 DTMの進化形、RS5 DTMを初公開。2013年シーズンのDTMへ実戦投入されるマシンだ。
DTMではシーズン終了後、DTM参戦マシンの技術仕様のレギュレーションを凍結。そのため、マシンの開発作業は限られる。アウディによると、2012年シーズンから得たノウハウは、約4000か所もの改良を可能にするという。
なお、搭載エンジンは引き続き、レース専用の4.0リットルV型8気筒ガソリンで、最大出力は500psレベル。駆動方式はFR。市販車の『RS5』と、メカニズムの共通性はない。