【ニューヨークモーターショー13】シボレーの大型FRスポーツセダン、SS…ワールドプレミアへ
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シボレーSSは、米国向けシボレーブランドのセダンとしては、17年ぶりのフロントエンジン、リアドライブ(FR)車。車名のSSとは、「スーパースポーツ」の略で、シボレーの高性能車に伝統的に冠されてきたグレード名だ。
シボレーSSは、GMのオーストラリア部門、ホールデンの大型FRセダン、新型『コモドア』の車台をベースに開発。この車台はもともと、シボレー『カマロ』用を基本に設計されたもので、GMのグローバル後輪駆動車用シャシーとなる。
搭載エンジンは「LS3」型と呼ばれる6.2リットルV型8気筒ガソリン。このエンジンは、新型『コルベット』用をデチューンしたユニットで、最大出力415ps、最大トルク57.4kgmを引き出す(新型コルベットは最大出力450ps、最大トルク62.2kgm)。
トランスミッションはパドルシフト付き6速AT。0‐96km/h加速はおよそ5秒の実力だ。シボレーによると、米国で最も加速性能に優れるセダンの1台になるという。サスペンションやブレーキなど、足回りも強化。前後重量配分は、ほぼ50対50と理想的なバランスも追求されている。
すでにSSは2013年2月、米国フロリダ州のデイトナインターナショナルスピードウェイで行われたNASCAR開幕戦で披露されている。しかし、モーターショーでのワールドプレミアは、ニューヨークモーターショー13となる。
《森脇稔》