【フォード フォーカス 発表】激戦のCセグセグメントに商品力で挑む

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フォード・フォーカス
フォード・フォーカス 全 6 枚 拡大写真
フォード・ジャパン・リミテッドが4月13日より発売を開始する、フォード『フォーカス』は、同社にとって久々のハッチバックの導入となる。価格は293万円。

「フォード・ジャパン・リミテッドは、フォードがもともと持っている世界中のリソースを活用し、ここ数年商品内容の強化を進めています」と同車試乗会にて述べるのは、フォード・ジャパン・リミテッドマーケティング部ディレクターの木下洋氏。

2010年後半にヨーロッパで生産をしているSUVタイプの『クーガ』を導入。2011年後半には、アメリカから全面改良した同じくSUVタイプの『エクスプローラー』を発売した。2012年は1500台を販売し、ここ数年1000台を切るレベルまで落ちた時期もあったが、新型投入により高い評価を得ていると分析。

これらの結果、同社の実績は、「2009年までちょっと下降線をたどった時期もありましたが、2010年以降少しずつではあるが着実に台数を伸ばしつつあります」とした。乗用車タイプのフォーカスを導入することで、より多くのユーザー対してフォードブランドの認知を図る。

その新型フォーカスの、日本導入モデルは1グレードのみの展開だ。タイのフォード・タイランド・マニュファクチャリング(FTM)で生産することから、様々なマーケット向けのクルマがあり、多くのスペックの選択が可能だ。しかし、競争の厳しい輸入車Cセグメントの中で、日本のユーザーの高い要求に応えていくために、日本に導入するグレードは、フォーカス5ドアシリーズの最上級車種とした。装備やスペックもハイエンドグレードでありながら、価格は輸入Cセグメントの量販価格帯で展開する。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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