JAXA、LE-5B-2エンジン認定試験を開始…3月18日から

宇宙 企業動向
JAXA、LB-5Eエンジン
JAXA、LB-5Eエンジン 全 1 枚 拡大写真

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、基幹ロケット高度化対応LE-5B-2エンジン認定試験を3月18日から、宇宙航空研究開発機構角田宇宙センターで実施する。

LE-5Bエンジンは、「H-IIロケット」の第2段エンジンである「LE-5A」エンジンの改良型で、「H-Iロケット」の第2段エンジンとして国内で開発された「LE-5」エンジンに順次改良を加え、信頼性が高いエンジンへと進化させた。

H-IIAロケット3号機の第2段燃焼中、それまでの打上げと比較して過大な低周波振動が確認されたことから、2003年3月から、振動の主要因の一つである燃焼圧力変動の低減を目的に、LE-5B-2エンジンの開発に着手した。

LE-5Bエンジンからの主要変更箇所は、吸熱後の水素ガスと液水ターボポンプで昇圧された液体水素とを混合するミキサーと噴射器。ミキサーは噴射孔の位相を変更し、噴射器はマニホールドと呼ばれる水素ガス溜りに仕切り板を設けることで液体水素とガス水素の混合促進を図った。また、噴射器は、燃焼室内にガス水素と液体酸素の噴き出す同軸状の噴射エレメントを小型化し、エレメント数を増加させることで、燃焼室に噴射する液体酸素の微粒化を図った。これらの改良により、衛星搭載部にかかる振動や燃焼圧力変動を約半分に抑えることができる見通し。

JAXAでは、LE-5B-2エンジンの認定に向けた試験を継続している。

《レスポンス編集部》

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