3月17~18日、開幕戦を3週間後に控えた岡山国際サーキットにおいてSUPER GT合同テストが開催された。
両日とも好天に恵まれ、開幕を待ちきれない熱心なファンが多数詰めかけるなか15台の『GT500』、22台の『GT300』車両が参加。両日とも早朝こそ気温は10度を切っていたが、徐々に上昇して日中は16~19度に達するなど暖かな観戦日和となった。
NISSAN 『GT-R』はGT500、GT300それぞれに4台がそろい全8台。同一車種としてはSUPER GTの最大勢力となった。
NISMOは今年新たに、柳田真孝/ロニー・クインタレッリのコンビが『#23 MOTUL AUTECH GT-R』をドライブする。タイヤは3年ぶりにミシュランとなる。初日の朝にクインタレッリが1分22秒132をマークしてこれがこの日のベストタイム。アクシデントやトラブルによる赤旗中断もなく、午前中に58周、午後に77周と参加車両中最多となる計135周を走り込み総合3位で初日を終えた。2日目も柳田を中心に午前中68周、曇りとなった午後に89周とこの日も最多ラップとなる計157周を追加し数多くのデータを得た。この日のベストは午前中に柳田がマークした1分22秒279で総合6位。2日間の総合でも6位につけた。
一方NDDP RACINGは、こちらも星野一樹/佐々木大樹の新コンビが『#3 S Road NDDP GT-R』 をドライブ。2月中旬にシェイクダウンしたNISSAN 『GT-R NISMO GT3』 2013年モデルは、鈴鹿でのテストを終えこれが初めての岡山でのテストとなった。こちらは開発ドライバーでもある星野が精力的にステアリングを握り岡山でのデータを収集した。初日はセッティングに専念して8位のタイム。2日目の午前中には星野が1分28秒611のタイムで6位につけた。午後は佐々木がロングランをこなして順調にテストを終了。またNDDPドライバーで『#48 GT-R』をドライブする千代勝正が17日午後のセッションで2番手のタイム、2日目走行でも#3に次ぐ7位をマークするなど、一発の速さを見せた。