米国の自動車最大手、GMは3月8日、カナダ・オンタリオ州のCAMI組み立て工場に、2億5000万ドル(約237億円)を投資すると発表した。
今回の投資は、同工場の製造ラインを、フレキシブル性に富んだものに改修する目的で実施。具体的には、新たな車体プレス設備などを導入する。
GMは現在、カナダ国内において、シボレー、ビュイック、GMC、キャデラックの4ブランド車を生産中。CAMI工場の製造ラインを改修することで、生産車種をさらに増やす。
CAMIはもともと、GMとスズキの合弁工場。しかし2009年12月、GMがスズキの出資分を買い取り、同工場を完全子会社化した。
GMカナダのケビン・ウイリアムズ社長は、「カナダの新車販売は2013年、最高のスタートを切った。CAMI工場をフレキシブル性に富んだラインに改修することで、新型車をさらに早いタイミングで投入することが可能になる」とコメントしている。