与党連合、全選挙区の40%で新人擁立へ マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア
与党連合、全選挙区の40%で新人擁立へ マレーシア
与党連合、全選挙区の40%で新人擁立へ マレーシア 全 1 枚 拡大写真

近く実施される総選挙をにらんで与党連合・国民戦線(BN)の候補者調整を行っているナジブ・ラザク総裁(首相)は、ベテラン議員を大幅に外して全選挙区の40%で新人候補を擁立する方針だ。英字紙「ザ・スター」が報じた。

情報筋の話によると、全ての議員を入れ替えるわけではないが、政治改革プログラムの一環として新人を多数擁立するという。BNは現在141人の下院議員がいるが、うち75人が当選3回以上のベテランで占められている。

ラフィダ・アジズ元通産相、アズミ・カリド元天然資源環境相、ラジ・シェイク・アハマド元内務相、オン・カチン元住宅地方自治相らが候補者リストから外れることが濃厚。すでにラフィダ氏とアズミ氏はナジブ首相に対して出馬しない意向を伝えたという。またアブドラ・バダウィ前首相、サイド・ハミド公共陸運委員会(SPAD)委員長も辞退する意向を示しているとされる。しかし適任の後継者がいないなどの理由から、ナジブ首相がすべての辞退の申し出をを受け入れるかどうかは微妙な情勢だ。

「ザ・スター」によると、BNの多くの新人候補者は45歳以下となり、青年部や婦人部から選抜される見通し。中でもBNが政権奪回を目指すセランゴール州では、州首相候補者まで新人になる可能性があるという。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  6. 旧型Z34『フェアレディZ』用車高調がリニューアル、ブリッツ「DAMPER ZZ-R」シリーズがDSC Plusに対応
  7. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  8. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  9. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  10. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る