【東京モーターサイクルショー13】KYMCOがキムコを無料配布

自動車 ニューモデル モーターショー
KYMCOが4月1日から日本で販売するスクーター「ジーディンク125エフアイ」(東京モーターサイクルショー2013)
KYMCOが4月1日から日本で販売するスクーター「ジーディンク125エフアイ」(東京モーターサイクルショー2013) 全 2 枚 拡大写真

「キムコ」と聞けば、台湾のオートバイメーカーのKYMCOとすぐわかるだろう。ところが、40代以上になると、そうとは限らない。多くの人が小林製薬の脱臭剤を思い浮かべるのだ。

小林製薬の「キムコ」は1970年代に一気にブレークし、冷蔵庫にはなくてはならない商品となった。そのため、日本では「キムコ=脱臭剤」というイメージが長い間定着した。「うちが日本でオートバイを発売した当初、『キムコです』と言うと、必ずと言っていいほど『脱臭剤をつくっているところですね』と間違われたんです」とKYMCO関係者は振り返る。

そこで、KYMCOは今回、そのイメージを逆手にとってキムコを無料で配布することにしたのだ。実はその裏にはお笑いコンビのナイツがあったそうだ。「キャンペーンのため、ナイツと打ち合わせをして、いいPR方法がないかと聞いてみたところ、『KYMCOならキムコを無料で配れば、おもしろいんじゃないか』と言われたのです」とKYMCO関係者。

早速、キムコの販売元である小林製薬にコンタクト。二つ返事でOKだったという。というのも、小林製薬のキムコのほうは若い人の知名度がいまいちだったからだ。そのため、若い人が多く集まるオートバイの展示会でキムコを配れば、知名度が上がると考えたわけだ。

このユニークな試みは会場で大いにウケ、なかにはキムコをKYMCOのオートバイに乗せて写真を撮っている人もいたほどだった。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る