ECOS ES31、転がり抵抗は従来比約20%向上

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ECOS ES31
ECOS ES31 全 3 枚 拡大写真

横浜ゴムは3月21日、2013年12月13日に発表した低燃費タイヤ『ECOS ES31(エコス・イーエスサンイチ)』の試乗会を開催し、詳しい技術説明を行うとともに、旧製品である『ES300』との転がり抵抗比較とウエットブレーキの制動距離比較を行った。

【画像全3枚】

転がり抵抗の比較方法は単純明快。傾斜のついた台の上にクルマをバックで乗せて、同じ位置からパーキングブレーキを解除して惰性で何メートル進むかを計測するというもの。

はじめに旧製品であるES300でテスト。1回目が63.9m、2回目が70.4mでアベレージ67.2mを記録。つづいてES31を同条件でテストした結果、1回目が84.1m、2回目が83.7mでアベレージとしては83.9mとなった。このテストでは約20%の距離の延長に成功している。

続いて行われたウエット路面でのブレーキテスト。初速度は80km/hに設定して行われ、計測後に計算によって距離の補正を施している。

ES300の試験結果は1回目が33.8m、2回目が34.2mでアベレージは34.0m。一方のES31は1回目が30.9m、2回目が30.5mでアベレージが30.7mという結果。このテストでは約10%のウェット路面制動距離の短縮に成功している。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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