【NASCARスプリントカップ 第5戦】トヨタ カムリ、ホームで念願の初勝利

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カイル・ブッシュ(トヨタ)
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3月24日、米カリフォルニア州フォンタナのオートクラブ・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第5戦「Auto Club 400」が開催された。

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米国トヨタの本拠地があるカリフォルニアに位置するフォンタナは、トヨタにとっては“ホーム"とも言えるコースだが、スプリント・カップ・シリーズではこれまで未勝利。昨年は降雨により短縮されたレースで、惜しくもカイル・ブッシュが2位に終わっている。

22日は練習走行に続き、午後4時10分から予選が行われ、デニー・ハムリンがポールポジションを獲得。Ky.ブッシュが4番手、マット・ケンゼスが5番手。マーティン・トゥルークス・Jr.が7番手、マーク・マーティンが9番手とトップ10グリッドを確保する速さを見せ、12台の“トヨタ カムリ"が決勝へと進んだ。

カリフォルニアらしい好天に恵まれた24日、午後12時19分に2マイルオーバルを200周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。

ポールポジションのハムリンはアウト側を選択。予選で2、3番手につけていた車両がエンジン交換でグリッド降格となったため、アウト側ハムリンの後にKy.ブッシュ、イン側は最前列にケンゼス、その後方にトゥルークス・Jr.とマーティンが続く形となり、“トヨタ カムリ"勢が上位を独占してのスタートとなった。

スタートしてまもなくイン側のケンゼスが首位を奪取。ハムリン、Ky.ブッシュが続き、1-2-3体制に。10周目にはケンゼスをかわしてKy.ブッシュが首位に立った。

37周目、エンジンブローした車両のためにこの日2度目のイエローコーションとなったが、この時に出たオイルに乗り、13番手スタートから4位まで順位を上げていたボウヤーと、9位につけていたマーティンが壁にヒット。ピットでの修復を余儀なくされ後退。

ハムリンとKy.ブッシュが首位争いを繰り広げる一方、5位前後を走行していたケンゼスは、他車に接触され左リアタイヤをパンク。グリーン下でのピット作業を強いられ、周回遅れとなってしまった。しかし、幸運にもその直後にイエローコーションが出されたため、周回遅れ最上位にいたケンゼスは“ラッキー・ドッグ"を獲得し首位と同一周回に復帰。132周目のイエローコーション時のピットでは、多くがタイヤを4本交換する中でケンゼスは2本タイヤ交換作戦に出て、一気に4位までポジションを戻して見せた。

再スタート後はKy.ブッシュが再び首位を奪うと、後続を大きく引き離し独走。イエローコーションが出ないまま、残り40周を切ったあたりから各車グリーン下で最後の給油ピットに向かった。

全車がピットを終えた時点で、Ky.ブッシュは2位以下に5秒以上の大差を付けていたが、170周目にコース上の異物によりイエローコーションとなり、このマージンは帳消しに。

176周目、マーティンがスピンを喫し、この日7度目のイエローコーション。ここでほとんどの車両がコース上に残る中、タイヤ交換に向かったハムリンだったが、タイヤ交換作業でミスがあり、首位と同一周回最後尾の26位まで後退。

残り20周で再スタートが切られると、Ky.ブッシュが首位を逃げる一方で、ハムリンは3ワイドの激しいバトルを繰り広げながら着実に順位を上げていった。

176周目、12位を走行していたボウヤーが白煙を上げスピン。無念の戦線離脱。このイエローコーションで、首位のKy.ブッシュを含む上位6台はコース上に残ったが、ハムリン、ケンゼスらを含む後続は最後の逆転を狙いピットへ向かい、タイヤを4本交換。

残り11周で再スタート。Ky.ブッシュが得意のダッシュで首位を逃げる後方では、5台が横に並ぶほどの混戦に。そんな中、16位から素晴らしい追い上げを見せたハムリンが一気に順位を上げ、タイヤの厳しい上位勢を猛追。僅か3周で3位まで浮上すると、Ky.ブッシュもかわし、接触寸前の激しい首位争いを展開した。

首位を逃げるジョーイ・ロガーノ(フォード)とハムリンのバトルはファイナルラップまで続き、サイド・バイ・サイドの2台は、チェッカー目前の最終コーナーで接触。これをかわしたKy.ブッシュがトップでチェッカーを受け、今季初優勝を飾った。トヨタは念願の“ホーム"フォンタナでのカップ・シリーズ初優勝。前日のネイションワイド・シリーズ戦に続き、この週末のフォンタナを完全制圧したKy.ブッシュは、シリーズランキング6位へと浮上した。

次戦第6戦は4月7日、米国東部バージニア州マーティンズビルのマーティンズビル・スピードウェイで行われる。

■第5戦 Auto Club 400 決勝結果
1位:カイル・ブッシュ トヨタ
2位:デイル・アーンハート・Jr. シボレー
3位:ジョーイ・ロガーノ フォード
4位:カール・エドワーズ フォード
5位:カート・ブッシュ シボレー
6位:グレッグ・ビッフル フォード

■ドライバーズポイント
1位:デイル・アーンハート・Jr. シボレー 199P
2位:ブラッド・ケゼロウスキー フォード 187P
3位:ジミー・ジョンソン シボレー 183P
4位:カール・エドワーズ フォード 164P
5位:グレッグ・ビッフル フォード 164P
6位:カイル・ブッシュ トヨタ 163P

■マニュファクチャラーズポイント
1位:シボレー 36P
2位:トヨタ 34P
3位:フォード 25P

《纐纈敏也@DAYS》

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