スーパーフォーミュラ韓国インジェ大会の調印式実施、開催計画は当面3年

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スーパーフォーミュラ韓国インジェ大会開催の調印式に臨んだ6名が記念撮影。
スーパーフォーミュラ韓国インジェ大会開催の調印式に臨んだ6名が記念撮影。 全 9 枚 拡大写真

全日本選手権スーパーフォーミュラの今季第5戦・韓国インジェ大会開催に向けての調印式が、3月26日、東京国際フォーラムでの今季選手権概要発表会と同時に行なわれた。

日本側からはシリーズ運営団体JRPの白井裕社長と中嶋悟会長(NAKAJIMA RACING監督)、JAFモータースポーツ部の樋山良毅部長の3氏が登壇し、韓国側からもインジェ郡のイ・ソンスン郡守、インジェ・オートピアのチョン・ピームー社長、韓国自動車競争協会(KARA)のウ・ヨンス・レースディレクターの3氏が臨席した調印式を経て、日本のトップフォーミュラにとっては04年マレーシア・セパン大会以来となる、9年ぶり2度目のシリーズ戦海外開催が正式に決まったことになる。

開催は当面3年を予定しているとのことで、各氏は両国相互のモータースポーツ文化発展と交流への寄与をそれぞれの立場で宣言。ソンスン郡守からは「皆でアジアの底力を見せられるような活動に」との力強い決意も飛び出した。

5月オープン予定の新設国際サーキットを含む「インジェ・オートピア」は、高速道路の開通によってソウルから車で1時間30分程度となる立地らしく、アウトドアスポーツ環境や自然に恵まれた場所とのこと。夏に視察経験がある中嶋会長によれば「日本より少し涼しく、素晴らしいロケーション」で、そこに「日本で言えば九州オートポリスのような印象もあるコース」(以前の取材での白井社長談話)が完成する。開催されるのは今季全7戦シリーズの第5戦、タイトル争いの正念場にさしかかるレースだ(8月24~25日/決勝250km予定)。

この韓国戦への出場を目指し、先日の富士合同テストでスーパーフォーミュラ初ドライブを経験した韓国人ドライバー2名もこの日の発表会に顔を見せ、日本でのレース経験があるキム・ドンウンは日本語で「初ドライブはすごく面白かった。頑張ります」と話し、米国でのレース経験があるチェ・ヘミンは英語で「いい初テストだったと思う。ベストを尽くしたい」と話した。予定参加枠は“最大1名”なので、両選手の今後の切磋琢磨にも期待したい。

《遠藤俊幸》

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