スーパーフォーミュラ初年度を戦う選手たちが一堂に会して出陣式

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東京国際フォーラムでのスーパーフォーミュラ今季選手権概要発表会に集まった参戦ドライバーたち。
東京国際フォーラムでのスーパーフォーミュラ今季選手権概要発表会に集まった参戦ドライバーたち。 全 9 枚 拡大写真

今季から「全日本選手権スーパーフォーミュラ」として新たなスタートを切る日本最高峰レースカテゴリー(旧フォーミュラ・ニッポン)が、今季の選手権概要発表会を26日に東京国際フォーラムで実施した。

今季のレギュラー参戦は11チーム19台だが、複数選手で1台のマシンをシェアするところもあるため、総勢は22人。この日は佐藤琢磨など、他のカテゴリーのスケジュールの都合で一部選手は欠席したが、ほぼ全員が集まっての出陣式となった。

ドライバーを代表して挨拶したのは、Fニッポン時代に唯一のシリーズ連覇(07~08年)を成した松田次生。「今年のテストでは(主にタイヤのスペックが変わった影響で)ラップタイムが上がり、鈴鹿のS字では走っていて景色が違うくらいでした。激しい、白熱したシーズンになると思いますので、ぜひサーキットでこの速さと素晴らしさを体感してください」と、一般のファンも多数来場したなかでアピールした。

最後のFニッポン王者、中嶋一貴が「シリーズの名前が変わった節目の年。最初のチャンピオンにもなれるよう、頑張りたい」と意欲を燃やせば、昨年シリーズ3位の伊沢拓也は「昨シーズン獲り逃がしたタイトルを、今年は獲りたい」と捲土重来の構え。昨年の伊沢の同僚でシリーズ2位だった塚越広大はチームを移籍したが、こちらも「早いうちに勝って、チャンピオンを獲る」と、やはり王座を照準に据えている。

11年王者アンドレ・ロッテラーと09年王者ロイック・デュバルが全戦参加はできないこともあり、外国人勢ではテストでも好調なジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(10年王者)が最有力王者候補。さらには復調しつつある無冠の帝王・小暮卓史にも注目だ。彼らと前年上位3名が展開するであろう王座争い、さらには新人・平川亮ら若手の活躍にも注目が集まるスーパーフォーミュラの初年度布陣は下記の通り(#はカーナンバー)。

<トヨタエンジン使用チーム>
PETRONAS TOM’S:#1 中嶋一貴/#2 A.ロッテラー*
KONDO RACING:#3 安田裕信
KYGNUS SUNOCO:#7 平川 亮/#8 L.デュバル*
KCMG:#18 R.ブラッドレー
TEAM IMPUL:#19 J-P.デ・オリベイラ/#20 松田次生
P.MU/CERUMO・INGING:#38 平手晃平/#39 国本雄資
TOCHIGI Le Beausset:#62 嵯峨宏紀
*ロッテラーとデュバルは世界耐久選手権参戦のため、開幕戦と最終戦を欠場。J.ロシターとA.カルダレッリがそれぞれ代走する。

<ホンダエンジン使用チーム>
HP REAL RACING:#10 塚越広大/#11 中山友貴
TEAM 無限:#15 佐藤琢磨*/#16 山本尚貴
NAKAJIMA RACING:#31 中嶋大祐/#32 小暮卓史
DOCOMO DANDELION:#40 伊沢拓也/#41 武藤英紀
*琢磨は開幕戦出場予定。その後はおそらくシーズン終盤の参戦となるため、その間を小林崇志が戦うものと見られる。

2013年のスーパーフォーミュラは、4月13~14日の「鈴鹿2&4レース」、シリーズ最長300kmバトルで開幕する。

《遠藤俊幸》

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