電動バイクの開発・製造・販売を行うテラモーターズは3月27日、アジアをはじめとする新興国向けEV3輪タクシーの量産を発表、プロトタイプを公開した。テラモーターズは、2010年4月に設立したEVベンチャー。
会見で、同社の徳重透社長は「アジアにおける3輪タクシーのEV化は、大気汚染の深刻化、ガソリンの恒常的な不足と価格の上昇、走行距離の限定などの理由から急速的に進む」と指摘し、新興国向けEV3輪タクシー量産の意義を説明した。
今回発表されたプロトタイプは、48V/60Aのリチウムイオン電池と最大出力7KWのモーターを備える。最大乗車人数は6名で、同社によると最高速度は50km/h、最大航続距離は50kmという
充電時間は2時間で、急速充電には対応していない。
同社では、年間1万台規模の量産体制を構築し、2014年内に世界トップシェア獲得を目指してアジア各国に進出するとしている。