【SIM-Drive SIM-CEL 発表】全く新しい概念の車体構造を開発

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SIM-Drive SIM-CEL 発表会
SIM-Drive SIM-CEL 発表会 全 6 枚 拡大写真

電気自動車(EV)ベンチャーのSIM-Driveは3月27日、EV試作モデルの第3弾となる『SIM-CEL』を発表した。小松隆ボディ開発部部長は「全く新しい概念の車体構造を開発した」と語る。

小松部長は「今、世界中のカーメーカーの技術者がいかに軽くするかということに必死になっている。その手法として、加工技術含めてとことん鉄で行くという方向性と、車体ごと全部樹脂にするという方向性があるが、私どもはそれらの方向性ではなくて、まったく新しい概念を考えた」と強調。

具体的には「SIM-CEL外側はすべてカーボン樹脂でできている。このうちスパッツと呼んでいるリアタイヤを隠す部分については植物由来樹脂を使っている。外側の見える所を全て樹脂にしたことで、鉄で設計した場合と比べて79kg軽くなった。車体重量の5~6%に相当し、その分、航続距離伸びていることになる」という。

さらに「内側は剛性の高いスチールで造っている。また(フレームの一部を)ハイドロフォーミングというパイプを加工する工法で造った。軽量化と剛性をどのように両立させるというのは大変難しい技術だが、私どもは外側を樹脂にして軽くし、内側は鉄、あるいはパイプを使って高い剛性を保つ。そのことによって操縦安定性が十分出て、乗り心地も非常に良くなる。衝突した時の安全性もさらに向上できるという新しい概念の構造にした」と述べた。

《小松哲也》

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