【ニューヨークモーターショー13】日産 パスファインダー 新型にハイブリッド…燃費は24%向上

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新型日産 パスファインダー ハイブリッド
新型日産 パスファインダー ハイブリッド 全 9 枚 拡大写真
日産自動車の米国法人、北米日産は3月27日、米国で開幕したニューヨークモーターショー13において、新型『パスファインダー ハイブリッド』を初公開した。

同車は2012年8月、米国で発表された新型『パスファインダー』のハイブリッド仕様。初代パスファインダーは、1986年にデビュー。『テラノ』の北米・中東向け仕様が、パスファインダーを名乗った。新型は4世代目モデルで、日産の新しいデザインアイデンティティを導入。サイドのキャラクターラインが目を引くエアロダイナミクスフォルムが特徴だ。軽量化にも取り組み、先代比で最大227kgもの軽量化を達成する。

室内は、ファミリー層を意識した3列シート、7名乗りの空間。米国ではミッドサイズに分類されるSUVでありながら、フルサイズ車に匹敵する快適性を追求した。2列目シートは、クラス最大級のスペースを確保。簡単に折りたためる構造として、3列目シートへのアクセス性を高めた。

新型のパワートレインは従来、3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジン(最大出力260ps、最大トルク33.2kgm)と、CVTの「エクストロニック」の組み合わせのみ。今回、ニューヨークモーターショー13で初公開されたパスファインダー ハイブリッドが、2014年モデルとしてラインナップに加わる。

注目のハイブリッドパワートレインは、日産が開発した新世代システム。「デュアルクラッチコントロール」と称する1モーター2クラッチ方式のフルハイブリッドシステムは、『フーガハイブリッド』などにも見られるが、パスファインダー ハイブリッドでは、ガソリンエンジンを3.5リットルV型6気筒から、2.5リットル直列4気筒スーパーチャージャーにダウンサイジングしているのが特徴だ。

モーターは最大出力20psで、エンジンとエクストロニックCVTの間にレイアウト。モーターとエンジンを合わせたシステムトータルでは、最大出力250ps、最大トルク33.6kgmを引き出す。このスペックは、3.5リットルV6の最大出力260ps、最大トルク33.2kgmとほぼ同等。

二次電池は、新開発の小型リチウムイオンバッテリー。パスファインダー ハイブリッドの米国EPA(環境保護局)予想燃費は、複合モードで11km/リットル。北米日産は、「3.5リットルV6比で燃費は24%向上。燃料満タンで最大845km以上走行できる」と説明している。

《森脇稔》

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