米国の自動車大手、クライスラーグループのダッジブランドは3月28日、米国で開催中のニューヨークモーターショー13において、『デュランゴ』の2014年モデルを初公開した。
初代デュランゴは、1998年にデビュー。ダッジブランドの中型SUVとして誕生した。現行モデルは3世代目にあたり、2011年に登場している。
今回、ニューヨークモーターショー13で初公開された2014年型は、現行型のデビューから2年を経て、初の大幅改良が施されたモデル。外観は、グリルやヘッドライト、リアバンパー、テールライトなどを変更。とくに、ヘッドライト&テールランプは、多くのLEDを組み込んだデザインとした。
インテリアは、ダッシュボードに新デザインのセンタースタックを採用。「Uコネクト」と命名された車載コネクティビリティ用に、8.4インチのタッチスクリーンが配置された。3列シートの室内は、プレミアムパフォーマンスSUVと呼ぶにふさわしい仕上げ。
メカニズム面では、全車にパドルシフト付き8速ATを採用し、燃費を最大で9%向上。3.6リットルV型6気筒ガソリン「ペンタスター」は、最大出力290ps、最大トルク35.9kgmを発生。5.7リットルV型8気筒ガソリン「HEMI」は、最大出力360ps、最大トルク53.9kgmを引き出す。このV8には、低負荷走行時に半分の4気筒を停止する気筒休止システムを導入している。