【e燃費アワード2012-2013】トヨタ アクア が 実用燃費で プリウス の牙城崩す…22.8km/リットル

エコカー 燃費
トヨタ・アクア
トヨタ・アクア 全 6 枚 拡大写真

イードが運営する燃費管理サービス『e燃費』は3月29日、一年間で最も実用燃費の優秀だった車種を表彰する『e燃費アワード2012-2013』を発表した。乗用車部門で第1位に輝いたのは22.8km/リットルを記録したトヨタ『アクア』だった。過去6年連続トップだった『プリウス』に実用燃費で2.4km/リットルもの差を付け、その牙城を崩した。

e燃費アワードは、モバイル燃費管理サービスe燃費に投稿されたガソリン給油量、走行距離から算出した燃費データを元に、実用燃費ランキングを作成、部門毎の優秀車を表彰するもの。「新型車部門」「乗用車部門」「軽自動車部門」「輸入車部門」に加え、今回「実用燃費部門」を新設、計5部門の実用燃費優秀車を讃えた。

●新型車部門1位:スズキ・ワゴンR(18.1km/リットル)
●乗用車部門1位:トヨタ・アクア(22.8km/リットル)
●軽自動車部門1位:ダイハツ・ミライース(21.9km/リットル)
●輸入車部門1位:VW・ポロTSIコンフォートライン(15.2km/リットル)
●燃費達成率部門1位:スバル・レガシィアウトバック(89%・11.0km/リットル)

新型車部門では、2012年9月に発表されたスズキ『ワゴンR』が第1位に輝いた。回生エネルギーやアイドリングストップ、「エコクール」など最新のエコ技術が実用燃費につながった。このほか三菱『ミラージュ』が18.0km/リットルと、普通車でありながらワゴンRに0.1km/リットルの差まで肉薄した。

乗用車部門では、アクアが第一位。全部門を含めても実用燃費トップとなった。10台中7台をハイブリッド車が占める中、ミラージュ、日産『ノート』、マツダ『デミオSKYACTIV』が健闘。ガソリン車の燃費がハイブリッド車とほとんど変わらないほどに接近しているのがわかる。

軽自動車部門は、昨年に続きダイハツ『ミライース』がトップだった。軽自動車の燃費は、ハイブリッド車が立ち並ぶ乗用車部門に遜色ない数値を記録していることがわかる。

輸入車部門では、フォルクスワーゲンが『ポロTSIコンフォートライン』で首位に返り咲き。さらに10台中6台がフォルクスワーゲン車と、ラインナップの圧倒的な燃費性能を見せつけた。またアウディ勢を含めると、最新のデュアルクラッチトランスミッション(DCT)搭載車が8台を占めており、トランスミッションの制御技術と燃費性能の相関関係を裏付ける結果となった。

今回新設された燃費達成率部門は、バラエティに富んだ内容となったのが特徴的。SUVやスポーツカーなど、いわゆる「エコカー」以外の車種が上位を占めた。スバル『レガシィアウトバック』がカタログ燃費達成率89%で第1位だったほか、トヨタのスポーツクーペ『86』が、達成率もその名の通り「86%」を記録するなど見どころは多い。

e燃費を運営するイードは、「消費者の自動車選択の新たな指針として環境性能や実用燃費への関心を高めること、エコ運転により燃費性能は向上できることを啓蒙していくと同時に、自動車産業の活性化、地球環境の保全に貢献していきたい」としている。

・e燃費アワード2012-2013 全部門ランキングを見る

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  4. V8エンジン搭載のレクサスセダン『IS500』がクライマックス! 950万円の特別仕様を発売
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る