信楽高原鐵道、上下分離後の運賃が認可…現行運賃と同一

鉄道 企業動向
信楽高原鐵道信楽線の路線図
信楽高原鐵道信楽線の路線図 全 2 枚 拡大写真

国土交通省近畿運輸局は3月28日、信楽高原鐵道(滋賀県甲賀市)が申請していた旅客運賃の上限設定を認可した。4月1日から上下分離の経営に移行することに伴う手続き。

信楽高原鐵道は、JR草津線貴生川駅から信楽駅までの14.7kmを結ぶ信楽線を運営。現在は信楽高原鐵道が第1種鉄道事業者として信楽線の施設を保有し、列車を運行している。

3月4日付で鉄道事業再構築実施計画が認定されたことから、4月1日以降は甲賀市が施設を保有して信楽高原鐵道に貸す第3種鉄道事業者、信楽高原鐵道が甲賀市から施設を借りて列車を運転する第2種鉄道事業者となり、上下分離の経営体制に移行する。このため、信楽高原鐵道は第2種鉄道事業者として改めて運賃の認可を受けた。

申請によると、上限運賃は現在の所定運賃と同一で、上下分離実施後も所定運賃の変更はない。初乗り運賃(3kmまで)は普通旅客運賃が190円、定期旅客運賃(1カ月)が通勤5700円、通学4560円。貴生川~信楽間では普通旅客運賃が450円となる。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  3. 日産『エクストレイル e-POWER』、338馬力デュアルモーターの「e-4ORCE」をインドネシア投入
  4. 唯一無二の4気筒250cc!カワサキ『Ninja ZX-25』初の特別仕様「RR」登場に「よっ!待ってました」の声
  5. ランボルギーニの新型スーパーカー、初のカスタマイズ仕様「ポルト・チェルヴォ」公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る