事故へ関与したのは複数台、逃走のタクシー運転手逮捕

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3月20日に千葉県松戸市内で発生した交通死亡事故について、千葉県警は26日、被害者は複数台のクルマにはねられたものと断定し、現場から逃走していた55歳のタクシー運転手の男をひき逃げ容疑で逮捕した。

千葉県警・松戸署によると、問題の事故は2013年3月20日の午前4時35分ごろ発生している。松戸市新松戸1丁目付近の市道(片側1車線の直線区間)で、路上に倒れこんでいたとみられる66歳の男性に対し、通過したタクシーが衝突。男性は全身を強打して収容先の病院で死亡した。

警察は事故直後に「人をはねた」と通報してきた67歳のタクシー運転手の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕したが、後の調べで、死亡した男性の着衣には2種類のタイヤ痕があることが判明。先行して走行していた別のクルマが最初にはねていた可能性の高いことがわかった。

このため、目撃証言や防犯カメラ映像の分析を進めたところ、先行するタクシーの存在を把握。このタクシーを運転していたとみられる印西市内に在住する55歳の男を自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

調べに対して男は「路上に人が倒れているのはわかっていたので、回避した」などと供述。ひき逃げについて否認しているという。警察では逮捕した2人から事情を聞き、事故発生の経緯を詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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