【ゴールデンウィーク】錦川鉄道、小学生向けの鉄道業務体験イベントを開催

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錦川鉄道錦川清流線の終点、錦町駅。
錦川鉄道錦川清流線の終点、錦町駅。 全 3 枚 拡大写真

川西~錦町間32.7kmの錦川清流線を運営している錦川鉄道(山口県岩国市)は、5月5日「こどもの日」に小学生向けの鉄道業務体験イベント「こども鉄道員」を開催する。

錦川清流線は1960年、国鉄岩日線として川西~河山間が開業。1963年には河山~錦町間が延伸開業し、錦町駅から山口線日原駅(島根県津和野町)までを結ぶ延伸区間(岩日北線)の工事も1967年から始まった。しかし、輸送人員が少ない赤字路線であることから岩日線は廃止対象路線となり、岩日北線も工事が凍結された。

岩日線は沿線自治体などが出資する第三セクターが運営を引き継ぐことになり、1987年から錦川鉄道の錦川清流線として再スタートした。これに対して岩日北線は工事が再開されず、途中まで完成していたトンネルや高架橋も放置状態となったが、後に錦川駅付近から周防深川駅の予定地付近までのトンネルや高架橋を公園扱いで再整備し、現在は観光客向けのタイヤ付き遊覧車が運行されている。

「こども鉄道員」の行程は、岩国発8時33分の錦町行き列車に乗車。錦町駅到着後の10時に辞令交付式を行い、11時から臨時列車「こども鉄道員号」に乗車して発車ブザー合図や車内放送など車掌の業務を体験してもらう。錦町駅に戻った後は、車両基地で運転士が行う点検に同行。岩日北線広瀬トンネル(きらら夢トンネル)の見学なども行い、15時45分に解散式を実施。錦町発16時5分の岩国行き列車で帰路につく。

募集人数は小学生40人で、保護者の同伴が必要。参加費は子供1人500円で運賃は無料だが、JR岩徳線への乗り入れ区間である岩国~川西間は有料となる。また、保護者は錦町駅までの通常運賃が必要。申し込みはハガキのほか、錦川鉄道のホームページでも受け付けている。締切は4月25日。

《草町義和》

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