三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは4月2日、3月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は5286台。前年同月比は26.2%減と、2月の27.8%増から一転、2か月ぶりに前年実績を下回った。
5286台の内訳は、乗用車が前年同月比59.6%減の1913台と、2か月ぶりに減少。SUVなどのライトトラックは、前年同月比39.1%増の3373台と、引き続き好調。
SUVでは、2010年10月に米国市場で発売した『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)が人気を維持。3月は三菱の米国販売全体の46%にあたる2442台を占めた。
この台数は、同車の単月実績としては、2012年9月の2253台を上回る新記録。前年同月比は48%増と、7か月連続で増加した。アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替え、需要増に対応する。
2013年1-3月の三菱自動車の米国新車販売は、前年同期比3.7%減の1万5996台。三菱モータースノースアメリカの横澤陽一社長兼CEOは、「アウトランダースポーツは、三菱自動車の米国進出30周年を記念する限定車の効果もあり、販売が急増した」とコメントしている。