【新聞ウォッチ】がんばっぺし!トヨタの“東北ReBORN”本格始動へ

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年4月10日付

●北ミサイル準備終了か、韓国報道、日米韓警戒強める(読売・1面)

●福島第一、移転先も汚染水漏れ、3カ所目貯水施設不足も(読売・1面)

●TPP全交渉国と合意へ カナダ・豪・NZ日本参加近く承認 米と大筋合意(読売・10面)

●パナソニック、白物家電利益率倍に、18年度目標タイ工場生産増強(読売・7面)

●米3社また不参加、11月東京モーターショー(東京・7面)

●東レ 中興の祖、名誉会長・前田勝之助氏死去(日経・1面)

ひとくちコメント

東日本大震災の被災地の多くの小中学校でも入学式が開かれ、ピカピカの1年生を迎えて新学期がスタートした。ただ、福島県では東京電力福島第1原子力発電所事故後に休校した学校が2年ぶりに再開したが、避難生活の影響で児童数は大きく減少。「被災3県全体では計46校が仮設校舎での授業を余儀なくされるほか、人口流出に伴い統廃合も進んだ」(日経・4月8日夕刊)という。

それでも、9日の読売朝刊などが伝えていたが、「豊かな未来に向かって力強く踏み出してきます」と、3校が統合して誕生した宮城県・女川町立女川小の6年生の児童の代表は、開校式で力強く述べたそうだ。復興には若い人のパワーは欠かせない。頼もしい限りである。

そんな中、民間企業の東北支援にも新たな動きが出てきた。トヨタ自動車は、昨夏、東北地方に生産拠点を集約して発足したトヨタ自動車東日本、それに豊田通商とともに取り組む、「F-グリッド」などの復興プロジェクトが一斉にスタートする。宮城の工業団地を拠点に、ガスコージェネレーションシステムと太陽光発電システムを活用したエネルギー供給ネットワークを構築するのが狙い。

例年よりも少し早く桜が開花した東北だが、きょう4月10日午前10時から、宮城県大衡村のトヨタ東日本学園内では「東北復興プロジェクト・グランドオープニングセレモニー」が開かれる。

式典には村井嘉浩・宮城県知事らを来賓に迎え、震災後「東北のRe BORN」にも人一倍力を注ぐ豊田章男社長ら首脳が出席して復興プロジェクト事業の取り組みを説明する。東北、そして日本のRe BORN、トヨタもがんばっぺし!。
 

《福田俊之》

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