米国の自動車最大手、GMは4月10日、同社の欧州部門のオペルに、40億ユーロ(約5200億円)を投資すると発表した。
今回の投資は、赤字体制が続いているオペルの経営を、抜本的に立て直すのが狙い。2016年までの4年間に、ドイツを中心にした欧州の拠点に総額40億ユーロを投資することで、オペルの競争力を高める。
具体的には、オペルは今回の投資を利用して、2016年までに23の新型車を発売。パワートレインに関しては、13種類を新開発する計画だ。
GMのダン・アカーソン会長兼CEOは、「グローバル自動車メーカーのGMには、欧州市場でさらに強い存在感が必要。オペルは我々の成功のカギを握る兄弟会社であり、フルサポートを行う」とコメント。
オペルのカール-トーマス・ネウマンCEOは、「GMからの完全なサポートを得て、オペルは中期的に、利益を生む体制へと復活するだろう」と述べている。