東北発のマイクロEVキットカー「ピウス」、レンタルおよびカスタマイズ受託を開始

エコカー EV
モディー・ピウス
モディー・ピウス 全 8 枚 拡大写真
岩手県の車両企画・開発会社のモディーは、組立式マイクロEV『PIUS・ピウス』のレンタルおよびカスタマイズの受託を開始したと発表した。

ピウスは全長2.5メートル、車両重量200kgの小型EVで、構成部品は100点余り。EV関連の基本機能をシンプルに構成することで、EVの基礎構造を理解しやすくしている。さらに、サスペンション、ブレーキ、ステアリング装置は、普通乗用車と同様の設計思想による基本構造となっている。

同社では、大学や工業高等専門学校、高校、自動車専門学校などの教育機関などにおける、EVの機能・構造と自動車の基本構造を習得する教材として提供を開始する。

すでに、一関工業高等専門学校では、ピウスを活用して、「地域イノベーション戦略支援プログラム(東日本大震災復興支援型)」の具体的取り組みとして、産学双方の技術ノウハウを融合した次世代モビリティーの開発技術者育成を目的とした教材開発に着手している。

また、各種研究関連団体や産学の現場に対しては、研究対象の装置を組み込むなど、カスタマイズの対応も実施。すでに東北大学には、研究テーマの評価を行う、研究ツールのベース車両としての提供もしている。

さらに、イベントなどでの自動車エンジニア体験の車両としてや、アミューズメント向けカスタマイズ車両の提供も始め、全国への貸し出しも開始。5月11、12日に開催される「ドライブ王国2013 in 福島」では、親子での自動車の組立や、EVの試乗体験向けに提供する。

《纐纈敏也@DAYS》

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