トヨタ、フォードに異議…「カローラこそ2012年の世界ベストセラー車」

自動車 ビジネス 海外マーケット
トヨタ・カローラ(米国仕様)
トヨタ・カローラ(米国仕様) 全 2 枚 拡大写真

米国の自動車大手、フォードモーターが4月9日、2012年の世界新車販売(乗用車)の車名別販売ランキングおいて、フォード『フォーカス』が第1位になったと発表。トヨタ自動車が、これに異議を唱えていたことが判明した。

4月9日、フォードモーターは、米国に本拠を置く大手調査会社のPolk社のデータを引用し、「2012年のフォーカスの世界新車販売台数は、102万0410台。乗用車の世界ベストセラー車となった」と発表した。

この発表から数時間後、トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売のマイク・ミシェルズ副社長は、「『カローラ』の2012年の世界新車販売台数は、116万台」との声明をメディアに配信。「フォーカスの台数より、カローラが上」と、異議を唱えている。

トヨタの主張が正しければ、カローラがフォーカスを約14万台上回り、2012年の世界ベストセラー車に君臨することになる。ところが、Polk社のデータでは、カローラの2012年の世界新車販売は、87万2774台となっていた。

この数字のズレに関しては、派生車種(米国での『カローラ マトリックス』が代表例)や、中国合弁の生産分など、集計方法の違いにより、生じた可能性がある。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る