【レクサス IS250 プロトタイプ 試乗】“通”を納得させる素直で愉しい走り…島崎七生人

試乗記 国産車
【レクサス IS250 プロトタイプ 試乗】“通”を納得させる素直で愉しい走り…島崎七生人
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「レクサスらしい上質な乗り心地にこだわった」とは、とある開発エンジニアの弁。新型レクサス『IS』に試乗、クルマが走り始めた瞬間から、確かに“それ”は実感できた。

試乗車はプロトタイプとされる新型のベースグレード「IS250」。印象的だったのは、とにかく“しっとりとしたクルマだ”と感じること。駐車場から小さな段差を越え道に出て走り出す…そんな一連のシーンのなかで不快なショック、揺れがない。神経を逆撫でされないのがとてもいい。ステアリングもスムースで、思いのまま“サバく”ことができる。

山道に入ってもステアリングの切れ味は的確で、掌への情報の伝わり方は幾分かドライな感触ながら、操舵力も常に適度な手応えをもつ。車両の姿勢変化、挙動も全体に唐突感はなくしなやかだ。

215ps/260Nmの性能の2.5リットルV6エンジンと6速ATも十分だ。実に好印象なNAエンジンで、低回転域でフレキシブルなうえ、走り込んでも素直な伸びのよさを味わわせてくれる。

シートは、この“素のIS”でもいい。肩口から足まで自然に身体を受け止めてくれる形状、サイズで、滑りにくいファブリックの表皮も効果的だ。気持ちのいい走りを1番に重視したい…そう思う“通”なオーナーなら選んで間違いのないグレードだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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