モビリティランドは4月13日、7月25日から28日に開催される「2013 FIM世界耐久選手権シリーズ第2戦 “コカ・コーラゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース」の記者発表会を鈴鹿サーキットで行った。
会場には、全日本ロードレース選手権の第2戦「鈴鹿2&4」の予選を終えた各ライダーが登場し、8耐に向けての思いや抱負を語った。
●秋吉耕佑選手(F.C.C. TSR Honda、ホンダ CBR1000RR)
「去年は(開幕前の)テストで攻めてもいないのに、いきなり転んで怪我をして、悔しい思いを2ヶ月味わいました。ベッドの上で、これから人生、何しようかな、と思ってましたが、復帰戦の鈴鹿8耐でジョニー(ペアを組んだジョナサン・レイ)が速くて、(自分が開発してきた)マシンの方向性が正しかったと証明してくれて優勝もできました。それを力に変えて、今年もマシン作りに活かしていきたい。今日(2&4予選)も8耐のためのマシンで挑みましたし、ライダーの誰が来ても平気なように進化しています。8時間をきっちり走りきり、最後に笑える位置にいればいいと思っています」。
●津田拓也選手(ヨシムラスズキレーシングチーム、スズキ GSX-R1000)
「まずヨシムラという名門チームで走らせてもらえることを感謝しています。国内最高のチームなので、そこに僕が追いついていかないといけない。そのためには経験を積んで、テクニックなどを底上げしてゆくことが重要だと思っています。ヨシムラで走る限りはトップを目指して走るしかない。ヨシムラスズキと言えば、8耐が代名詞。ヨシムラスピリットをきっちり見せて頑張っていきたい」
●中須賀克行選手(MONSTER Energy YAMAHA - YART、ヤマハ YZF-R1)
「去年の8耐(予選でポールポジションを取るも、決勝では転倒、リタイア)は、チームに迷惑をかけてしまったので、今年こそはという意気込みがあります。(怪我などで)開幕から波に乗れていませんが、8耐までには体を作って、走りきって、ヤマハファンにアピールできれば、と思っています」。
●出口修選手(エヴァRT初号機シナジーフォースTRICK STAR、カワサキ ZX-10R)
「去年のドラマチックな展開(終盤まで3位争いをしながら、ゴール直前でマシントラブルによりリタイア)は、狙ってそうなったわけでないけど、僕たちはプライベーターとして、カワサキファンの応援を受けながら、辛抱して、粘り強く走って何とか表彰台を狙える位置にいます。何とかひとつでも上を狙っていきたい」。
●加賀山就臣選手(Team KAGAYAMA、スズキ GSX-R1000)
「(自身のチームで初めて8耐に参戦することについて)メーカーには出来ないこと、自分たちにしか出来ないこととして、メーカーの枠を超えて、海外で活躍している芳賀紀行を一緒に走るライダーに選びました。(ヤマハのエースだった芳賀選手がスズキのバイクに乗るのか、と司会者に聞かれて)加賀山のバイクに乗ると言ってください。ライダー同士の友人として、いつか一緒に8耐を走ろうと話していて、今回はその夢をかなえます。日本でもレースが盛り上がるように、面白い話題が提供できればいいと思っています」。