【レクサス IS 新型】ブランドの生き残りをかけたデザイン

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レクサス 新型 IS
レクサス 新型 IS 全 26 枚 拡大写真
フルモデルチェンジを控えるレクサスの新型『IS』。新型ISのデザインについて、開発責任者の古山淳一チーフエンジニアは「今までのやり方でモデルチェンジしていたら“レクサスに明日はないだろう”という、それくらいの焦燥感や危機感がありました」と話す。

新型ISのデザインは、GSから採用が始まった「スピンドルグリル」のほか、特徴的なヘッドランプユニットはL字型のクリアランスランプが独立、サイドシルからリアに向かって跳ね上がるキャラクターラインなど、新たなデザイン要素がちりばめられている。

古山氏は「ISの開発がスタートしたとき、レクサス全体がよりエモーショナルな方向に変えていかなければならないという時期にありました。特に、ISは若い人達が買ってくれる車なので、スタイルにしても走りにしても、ブランドを代表する車として最もアグレッシブで個性的なスタイルにしなければ、レクサス全体が変わったと思われないだろうと考えました」と語る。

ブランドとして安心感のあるデザインでまとめられた、BMW『3シリーズ』、メルセデス『Cクラス』、アウディ『A4』といったドイツ御三家に対して、販売のボリュームゾーンとなるISに、新たなブランドの方向性を示すデザインを採用したのには、レクサスブランドが抱える危機感があったようだ。

古山氏は「レクサスを買われるお客様もどんどん高齢化していて、“豪華で快適だけどエモーショナルな感じがしない”という部分で、若い人達に支持されないブランドになりかけているのです。もっともっと若い方達にもアピールしていかないと未来はないだろうという思いから、冒険的ですが思い切ってアグレッシブなデザインにしました」と話した。

実車となったデザインの仕上がりについて、古山氏は「単にデザイナーのアイデアがあるだけではなく、それを実現できる生産技術がともなわないと、従来のデザインから抜け出すことができません。デザイナーのイメージを現実にするために生産技術の人を含め全社的に取り組んだことで、デザイナーが最初に描いたレンダリングに近い仕上がりになったと思っています」と強調した。

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