ヤマトオートワークス、日本最大の貨物貿易港・名古屋港付近にスーパーワークスを新設へ

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ヤマトオートワークスは、4月24日に、日本最大の貨物貿易港である名古屋港付近に、車両整備工場「スーパーワークス名古屋工場」を竣工すると発表した。

同社では、「貨物取扱量日本一の名古屋港周辺に運送事業者の拠点が多数ある」ことや「伊勢湾岸道と名古屋高速の交通の便の良さから、運送事業者数が増加傾向にある」といった理由から、名古屋港湾岸地区に「スーパーワークス名古屋工場」を新設、営業開始する。

同社では、24時間365日稼動、作業効率を追求した車両整備工場「スーパーワークス」を運営して、顧客である運送事業者の稼動を止めない車検・整備を目指して事業を展開している。車検や整備が必要な車両について顧客の業務終了後に引き受け、翌営業日の始業までに届けることも可能。

自動車貨物の輸送トン数が減少する中、運送事業者は、収益確保のため「買い替え延長による車両費削減」「車両の稼働率向上」に取り組んでいる。同社では、これらの課題解決を支援するために「スーパーワークス」の拡充を進めてきた。

大手の製造業や通販企業の物流拠点が多い名古屋港周辺には、海上コンテナ輸送を手掛ける運送事業者が多いため、トラクター・トレーラーの保有率が高い。新工場では、トラック・バスの整備設備に加え、スーパーワークスでは全国初となるトラクター・トレーラーに対応する設備を導入する。1ラインでトラクターを2台同時に整備できる「4柱リフト」を導入する。

また、車両の車検・3カ月点検などの車両管理業務を、同社が一括で請け負うことで、予備車の保有台数を削減し、運行中や仕向地での突発故障を抑制する。こうした設備・サービスによって、景気の影響を受けやすい輸出入品を取り扱う名古屋市近郊の運送事業者に、保有するトラクター・トレーラーの台数の最適化を図りながら稼働率を上げるソリューションを提案していく。

名古屋港近隣に拠点がある運送事業者は約1600社、車両台数は約3万2000台。同社では今後5年以内にエリア内シェア12%、年間約3800台の整備需要獲得を目指す。

《レスポンス編集部》

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