脱ガラス、金属代替、軽量化などの面から近年市場拡大を続ける高機能プラスチック市場。それを一堂に集めた展示会「高機能プラスチック展」が4月10日~12日にかけて東京ビッグサイトで開催された。
そこにアルミ調の高機能プラスチックを出展したのが愛知県名古屋市に本社を構える箔栄社だ。同社はプラスチックの加飾を得意とする企業で、スマートフォンカバーや化粧品容器などを主に手がけてきた。
そんな会社が自動車市場を開拓しようとして開発したのが、アルミ調の高機能プラスチックだったわけだ。「この技術は最近開発したもので、内から切削加工し、後工程で色をつけているのです。詳しい製造方法は企業秘密になっています」と同社関係者は話す。現在、特許を申請中とのことだ。
すでに自動車関連の会社からの引き合いもあり、同社ではこれから大きな商売に結びつくのではないかと期待している。